このタイミングで高槻魂!!2014のドキュメント報告09

 

【がんばりま!】

 

天気予報というのは、本当にすごい。

ちゃきり20分で晴れた。

出番は井上あずみさん。

井上あずみさんが歌っているうちに、雨どころか、陽までさしてきた。

後光がさしたと思った。

天使か。女神か。

とにかく、ステージは井上あずみさんの時に完全に快晴に変わった。

 

泣いた子供がすぐ笑ったかのような天真爛漫な地球の気まぐれは、僕らを散々振り回したあげく、最後に10.0の満点着地を決めてきた。

本当に幸せな光景だった。

 

僕は、ぜーはー息を切らしながら、もう、泣いていた(勝手にしろw)。

 

そして、会場を見ると、やつが、やつが!

 

 

笑っていた!(変な顔で)

 

 

その後もドタバタと運営は走り回り、リーダーがどこで何をしているかなど、もうわからない。

各自がとにかく考えて、なんとかした。

 

物販担当の人たちは、なんとお釣りが用意されていないという状況の中、男前のスタッフが「王手!」と言わんばかりの勢いで500円玉を1枚机に置き、その1枚からやりくりしてなんとか状況を乗り切ったという。

 

駐車場担当の人たちは、途中、風の谷のナウシカのラストシーンのオームの群れのような交通渋滞をつくってしまう。蒼き衣を纏いて金色の野に降りたったかどうかは知らぬが、結果、何とか乗り切りった。

 

案内担当は、このタイミングでどこかの車が置き石にぶつかっていってしまったとの報告。よくわからないが、男6人くらいで倒れた置き石を元に戻したと。

 

アコースティックライブ班は、最後に自家発電が切れて音が出なくなったらしく、・・・ぜんぜん覚えていないが、それでもなんとか乗り切ったという。

 

井上あずみさん以降の出演アーティストは、サブステージの中止にともない、25分あった持ち時間を減らし、ひとアーティスト3曲にして全員が出演するようにみんなで考えた。

 

その日のメンバーは全員が円陣をくみ、文字通り一丸となった。

 

そして、気が付けば自分のステージになっていた。

そうか、ワシ、演者やったわ。

たった一人で空回りの空騒ぎとはいえ十分に疲れている。本部で腕を組んでじっとしてようが、空回っていようが、いようが、いまいが、関係はなかったかもしれないが、自分だって半年間寝不足で頑張ったスタッフの一人だ。本番直前まで、ただのスタッフとして走り回った。

言われて気づいて、そうか、ワシ、ミュージシャンやったよなと。

 

ステージ裏にいくと、スムルースのメンバーが、楽器やなんやら、全部用意してくれていた。

 

「すまぬ」

 

黙ってメンバーはうなずき、いざステージへ。

 

その10につづく

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トクダ ケンジ

トクダ ケンジ

働かないほうの副実行委員長。やりたくない仕事がきたら急に腰痛になるよ。 / 好きな言葉:「Avec gratitude et respect!」←なんて読むかわかりませんがさっきネットで調べたフランス語。 / 世の中に対して不満なこと:マカロンはすごくおいしいけど量が少ないのでどら焼きくらいの大きさにしてほしい。それ以外、不満なことなし。

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